ギャンブル依存症について

ギャンブル依存症とは。ギャンブルによる弊害と回復の考え方や治療方法について。

どうも脅迫的ギャンブラーのれうです。

このページではギャンブル依存症とは何なのかということについて、基本的なメカニズム、ギャンブル依存症による実害、治す事ができるのか、どのように治して行くのかという事についてまとめてみたいと思います。

ここに来られたと言う事は自分はギャンブル依存症なのではないか、もしくは家族や恋人がギャンブル依存症なのではないかと疑問を持たれている人達だと思います。

自分もギャンブル依存症の当事者ですので、その経験も交えてギャンブル依存症がどういうものなのか、どのように治療していけばいいのかという事をわかりやすくお伝えできればと思っています。

ギャンブル依存症のチェックリスト

とある仲間がこんな事を言ってました。ギャンブル依存症は「勝ち逃げができない病気」であると。きっと普通の人であれば、一回勝てばこんなうまい話はない、これでやめておこうと思うものなのでしょう。

ですが、ギャンブル依存症の人はこれができません。もっと勝ちたい。もっと気持ちよくなりたいという風になります。

負けていれば、取り返したい。取り返してからやめたいとおもうようになります。

最初は自分が正常な状態なのか依存症なのかよくわからないかもしれません。そこで、自分がギャンブル依存症なのかどうか客観的な指標で判別するチェックリストがあります。まずはこちらでチェックをしてみてください。

いろんなチェックリストがありますが、他のものは項目が少なすぎるような気がするのでギャンブラーズアノニマスのものを抜粋します。

ギャンブラーズアノニマス 20の質問
  1. ギャンブルのために仕事や学業がおろそかになることがありましたか?
  2. ギャンブルのために家庭が不幸になることがありましたか?
  3. ギャンブルのために評判が悪くなることがありましたか?
  4. ギャンブルをした後で自責の念を感じることがありましたか?
  5. 借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っているときに何とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?
  6. ギャンブルのために意欲や能率が落ちることがありましたか?
  7. 負けた後で、すぐにまたやって、負けを取り戻さなければと思うことがありましたか?
  8. 勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を感じることがありましか?
  9. 一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?
  10. ギャンブルの資金を作るために借金をすることがありましたか?
  11. ギャンブルの資金を作るために、自分や家族のものを売ることがありましたか?
  12. 正常な支払いのために「ギャンブルの元手」を使うのを渋ることがありましたか?
  13. ギャンブルのために家族の幸せをかえりみないようになることがありましたか?
  14. 予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?
  15. 悩みやトラブルから逃げようとしてギャンブルをすることがありましたか?
  16. ギャンブルの資金を工面するために法律に触れることをしたとか、しようと考えることがありましたか?
  17. ギャンブルのために不眠になることがありましたか?
  18. 口論や失望や欲求不満のためにギャンブルをしたいという衝動にかられたことがありましたか?
  19. 良いことがあると2・3時間ギャンブルをして祝おうという欲求がおきることがありましたか?
  20. ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?

7つ以上 当てはまる人は強迫的ギャンブラーの可能性が極めて高い。とされています。

ギャンブラーズアノニマスとはギャンブル依存症当事者達の自助会のひとつです。当事者が集まりお互いの経験などを共有しギャンブル依存回復を目指しており、アノニマスネームという匿名性をとっています。僕もこの団体に通っています。

ギャンブル依存症による弊害

ギャンブル依存症を放置するとどういった事が起こるのか?と言うことについて触れたいと思います。

別にここで記載しているものは一般化されている内容ではないのですが、自分の経験と同じくギャンブル依存とたたかっている仲間などを見た上での実害について書いてみようと思います。

一言で言えば自分も周りも不幸にする病気です。

細かく見ていくと以下のような実害が発生します。

 

ギャンブル依存症による弊害
  • 常に金銭不足に陥りがちである
  • 借金、多重債務に陥りやすい
  • 定常的に嘘をつき信頼を失いやすい
  • 人間関係の優先順位が下がり周りとの関係が希薄になる
  • 家族とトラブルを抱えがちになり離婚問題に発展しやすい
  • ギャンブルが第一優先になり仕事や趣味に身が入らない
  • 休むことよりもギャンブルを優先するため健康面に不安を抱えがちである
  • ギャンブル以外の事に興味がわかないので話題が狭くなりがちである
  • ギャンブル以外の事に興味が薄いので人生経験値も低くなりがちである

ギャンブルを続けていれば、程度の差はありますが概ねこのような実害が生じます。自分がこのような状態から抜け出したい、ギャンブルを辞めたいと思うことが治療の第一歩になります。

このような状態で一生を終えたいですか?僕は嫌だと思いました。というより誰でも嫌ですよね。それでも辞められないというのが怖い病気です。一刻でも早く抜け出せるように治療の第一歩を踏み出していきましょう。

逆にこんな状態になってでもギャンブルこそが生きがいと思ってしまうのがこの病気の怖いところです。こういった状態に陥っても、人間は慣れてしまうものです。ぼくもそうでした。

借金、水道や電気が止まる生活、ひもじい食事、仕事をサボる、孤独。こういった状況がずっと続くと耐えらえるようになります。というか、それが普通になると言いますか、これこそが自分の生き方だというような一種の居心地のよささえ感じるようになります。それが結構危険だなって思う部分です。

でも、それもギャンブルをやるために脳が正当化する為の思考なのかもしれません。

ギャンブラーズアノニマスでギャンブルから長く離れている人はみんな辞めたら生きやすくなった。辞めてよかったと寛解した人は言います。

まずは、本当にやめたい、今の状態を抜け出したいと心から思う事がスタートだと思います。

まず病気だと理解しよう

自分が病気だと言う事を理解する事が大事とよく言われます。それは何故なのかというと、ギャンブルをしたいという衝動は意志でどうにかなる問題じゃないからです。

衝動が起こったらもう自分には何もできないと思っているくらいの方がいいです。

むしろ意志のちからで抑える事ができると思う事こそが危険です。「今度こそ絶対やめる、二度とやらない、こんなくだらない事は一生涯やりません!」こういう言葉をギャンブル依存症の人は最初使いがちです。でも、これはある意味思考停止状態に近いです。

自分は病気であり衝動を抑える事はできない、だから建設的に治療を行おう、ギャンブルをしづらい環境を作ろうという考え方を持つ方がよっぽど重要だと思います。

ギャンブル依存症は治る病気なのか

ギャンブル依存症という病気は薬物依存などと同様治らない病気と言われています。なぜなら、長年のギャンブルによって脳の構造自体が不可逆的に変化してしまっており、その状態を治すと言う事は不可能な事だからだそうです。

これだけ書くとなんとも絶望的な話に聞こえるのですが、ただ寛解(全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること。)させる事はできます。

それはギャンブラーズアノニマスに通っているなかで、多くの仲間が証明してくれています。

ギャンブルにのめり込み落ちるとこまで落ちたけども、10年以上ギャンブルが止まっている方はたくさんいらっしゃいます。その状態を目指す事はできます。

しかし、現在の治療では魔法のような方法が存在するわけではないと言う事になります。ギャンブル依存症の寛解を目指すには地道で時間のかかる方法しかないように思います。まずはこの点を理解しておきましょう。

ギャンブル依存症の治療方法

医学的にな治療方法が確立されているという状況ではありません。ですので、様々な方法がある中で自分にあった方法を選択し自分で解決していくしかないというのが現実です。

繰り返しになりますがこれをやったから劇的によくなるというものではなく、失敗を繰り返しながら自分をマネジメントする力を少しづつ身につけていくというイメージになります。

相談機関に相談する

様々な相談機関が存在します。その相談機関に相談するというのも一つの手なのかもしれません。とってもぶっちゃけ僕は相談したことがないので効果は正直よくわからないです。笑

相談機関は保健所、精神保健福祉センター、リカバリーサポートネットワークなどの団体があり、簡易的なカウンセリングが受けられると言う事だと思います。何をどうすればいいかわからない時のヒントをもらいたいという場合には有効かもしれませんが、そういう意味だとこの記事の内容と大差はないかもしれません。

ギャンブル依存症外来を利用する

ギャンブル依存症の外来をおこなっている病院もあります。ギャンブラーズアノニマスに通う仲間も中にも併用している方が結構います。ギャンブル依存症と併発しやすい精神疾患や発達障害も含めた投薬治療が受けられるのが特徴です。ギャンブル依存症に効く薬というのははっきり立証されたものはないかと思いますが、衝動性を抑えるコンサータなどの薬を処方する場合もあるようです。

自助団体ギャンブラーズアノニマスに通う

ギャンブラーズアノニマスが有名であり、僕も通っています。この方法がお金もかからず実際に寛解の実績を多くだしている事もありおすすめの方法です。

自助団体に通って何が変わるの?という事については自分もずっと疑問ではありました。ですが、自助団体に通う事によって、所属するコミュニティが増えます、助けてくれる仲間が増えます、その存在が自分の衝動を食い止めてくれるという効果はあります。

またスリップ(ギャンブルを再びやってしまうこと)をしたとしても、仲間の存在が再びギャンブルをやめり道に戻してくれる力になるという効果もあります。

スリップしてそのままギャンブル依存症を克服したいという意志すらも奪ってしまう事はよくあります。そういう事態を防ぐ抑止力になるという感じです。

また、ギャンブルを寛解した人を間近で見れるいいチャンスなんです。寛解した人というのは本当にいい雰囲気を持ってます。僕は素直にこう言う人になりたいなって思えました。そういう側面も大きな力になるかもしれません。

はじめてギャンブラーズアノニマスに行った際の感想も書いていますのでこちらも参考にしてください。

GA (ギャンブラーズアノニマス)に行ってきたのでどんな感じだったか感想を書きます。どうもreuです。 昨日生まれて初めてギャンブラーズアノニマスに行ってみた。なんかパンチのきいたロゴですよね。ホームページも90年...

デイケアセンターに通う

こちらは専用施設に入寮し一定期間ギャンブルをしない習慣をつける事を目的とした施設です。食事や家賃などもサービス費用に含まれている事が多く、専用施設での回復プログラムを使ったり、上記で書いたギャンブラーズアノニマスに通う習慣をつけるなどの支援をしてくれるそうです。

どうしてもギャンブルから離れる決心がつかない、家族を無理矢理にでもギャンブルから離れさせたいと言う場合には有効かもしれません。

インタベンションを利用する

インタベンションとは依存症問題の専門家がギャンブル依存症当事者と面談し説得、厚生施設などへ誘導する方法です。一般財団法人のワンネスグループという団体がこのような方法を行なっています。

ギャンブル依存症というのはじぶんが病気と認められないと治療ができないとよく言われます。病気じゃないと思っている人はそれを治そうという気にもならず、周りの人を不幸にしていきます。

そういった自覚がまだ芽生えてない人にこのインタベンションという方法は有力です。ご家族がギャンブル依存症の可能性が高いにも関わらず効く耳を持たない。という場合にはこの方法が有効かもしれません。

家族相談会

ギャンブル依存症の当事者だけでなく、ギャンブル依存症の家族向けの自助会であるギャマノンやギャンブル依存症問題を考える会が主催する相談会も存在します。

当事者ではないけれど、家族として当事者とどう関わればいいのか、やってはいけない事はなんなのか等相談したい場合に良いかと思います。

禁スロ・禁パチであれば

スロットやパチンコが辞められないというのであれば、自分の中での経験を元にある程度まとめているのでこちらもご覧ください。

パチンコスロットをやめたい!禁スロ、禁パチを成功させるための方法まとめどうもreuです。 まだ禁スロ始めてから2ヶ月目くらいですが、スロットを止める方法パチンコを止める方法をまとめておきたいと思います...

最後に

この病気は簡単に治る病気じゃないなとつくづく思います。

難しいのは医療的に治す方法がない、病気だと認識するまでにも時間がかかるという点です。だからこそ問題がなかなか解決せず自分も周りも不幸にして行ってしまいます。

まずは一早い自覚と地道な治療を受け入れると言う事が大事かと思います。

一緒に頑張っていきましょう!

読んでいただきありがとうございました。