どうもReuです。
今日は債務整理という選択がギャンブル依存性にとってメリットがあるかないかということについて考えてみたいと思います。
結論からいうと、自分の見解としては利子しか減らずなかなか借金の元本が返せない、月々の支払い負担が大きく生活が回らない、ギャンブルによってせっかく返しているのにスリップしてまた借金を増やすというような事が繰り返されている状況であれば、早めに債務整理をした方が長期的にはメリットが大きいと思っています。
実際に自分も同じような事を経験しているのでその経験を元にお話できればと思います。
目次
ギャンブル依存症の人にとっての債務整理のメリット
ギャンブル依存性での借金の多くは1000万以下の借金であると思います。
ツイッターなどで見ていても300万前後の借金の人が多いようです。そういう意味でいうと債務整理には大きく3つの区分けがあるが、ほとんどの場合任意整理が選択肢となってくるだろうと思います。
ですので、一旦ここでは任意整理を前提にして記載していきます。
一般の人と共通する部分もあるのですが、一応当事者として思うメリットも記載していければと思います。
任意整理のメリット・デメリット
債務整理の中で最も使われる方法がこれになります。
そもそもパチンコやスロット等で作った借金を任意整理できるのかという事についてですが、任意整理であれば借金の理由等は問われないため問題なく行う事ができます。
司法書士が債権者と交渉して、長期分割払いに変更したり将来利息をカットしたりすることで支払いの負担を軽くする処理のことをいいます。
- 手続きした時点以後の利息はカットになるため、本来払うはずの利息の総額を減らせる
- 債務額を長期分割する前提にする事で無理のない支払額に抑える事ができる
- 金融ブラックリストに登録されてしまう
- 債務の額自体を減らす事はできない。あくまで将来利子をカットするのみである。
債務自体が多すぎて払う事ができないという場合には個人再生や自己破産が選択肢になってくるイメージです。
法律事務所等に相談したうえで、どの手続きが自分にとって一番メリットがあるか、どれくらいの金額を減額でき、法律事務所にいくらの金額を払えばいいのかを明確にしていけばよいかと思います。
どこの法律事務所も初回の相談自体は無性で、また匿名で相談できるところが多いかと思います。
あとは金融ブラックになってしまうので、その事が受け入れられるか判断して決めてもらえればと思います。
金融ブラックになるメリットもなくはない
債務整理の共通点として金融ブラックリストに登録されることになります。
自分は債務整理という手続きをとった事はないですが、他の記事に書いた通り債権者と和解して低金利で返済するという方法をとりました。また、一部は強制執行され給与を差し押さえされました笑(笑えない)
https://it-sales.info/shakkin-saiban/
繰り返しになりますが債務整理しようが、和解しようが、強制執行になろうが、いずれにせよ結果として金融ブラックリストに登録されることになります。
金融ブラックリスト入りするとキャッシングやショッピングでのカード払いすらもできなくなってしまいます。基本的には5年その状態が続くことになります。
振り返ってみると自分がこの状態になったのはある意味良かったかもしれないなと思います。そのまま借りられ続ける状態だったとすると、生活費が足りなければお金を借り、お金があることでギャンブルをし、負けてまた借りるという負の連鎖が続いていたかもしれない。
ツイッターの呟きなどを見ていても、順調に返済していたのに新たに借りてギャンブルをして結局借金が増えたというようなことが散見されるように思います。
- ギャンブルそのもののために借金することは実はそれほど多くない(賭けの対象による)
- ギャンブルで生活費を失い生活費のために借金をする
- 借りて余った金額でギャンブルをしてしまう
- 取り戻すために借金をしてギャンブルをする
- こういった悪循環に陥ってループしてしまう
ギャンブルの抑止力はお金を持たないことであり、意志ではないと書いてきたけど、借金できるというのはその気になればお金が持てるということが問題です。
僕の場合、金融ブラックになった結果としては100万の借金で食い止め、完済することができたとも言えなくはないです。
まあ、その状態を作るためにわざわざ債務整理をするというのも早計ですけどね。笑 任意整理でどれくらい負担を減らせるか、デメリットも含めて判断いただければと思います。
ちなみに借りられなくするだけであれば貸付自粛という届出をする方法もあります。
債務整理は何円くらいの借金でするべきなのか
一般的には収入の1/3が借金になっている状態であれば考えてもいいといわれています。
手取り収入が300万だとすると借金100万円なら検討してもいいということになってきます。
自分自身100万くらいが債務だったけども毎月リボ払い等にしており、全然債務が減らないって事になっていました。利息ばかり払っている感じですね。
そんな状態の時に休職になってしまったので払えなくなってしまい強制執行や和解という形になってしまいました。
このように働けているうちはいいかもしれませんが、病気や突然の退職、休職になったときに追い込まれてしまう可能性もあります。
また無理して遅れないように払っていたとしてもなかなか債務自体が減らないという状態にもなりかねないのでさっさと任意整理した方が良い気がします。
特にギャンブル依存症の状態ですと衝動が起これば借金をしてでもやってしまう可能性があり、返済も後回しになりがちなのでなおさら早めに処理した方がいいかと思います。
家族や会社にバレるのかどうか
本当にギャンブルをやめたいと思うのであれば、借金のことも含めてつつみ隠さず家族に話した方がいいと思いますが、どうしても今は知られたくないという場合もあるかもしれません。
結論からいうと、任意整理であればバレる可能性はすくないです。
なぜなら自分自身が裁判所にいく必要がありませんし、収入証明等の提出も必要がないためです。また会社に確認などの連絡がいくこともありません。
ただ金融ブラックになることでクレジットカードなどが作れなくなるため、それがきっかけで家族に不信がられるという事はあるかもしれません。ちなみに、任意整理の手段を取る事なく、督促を無視し裁判所への出廷を無視した場合強制執行になり、会社にバレるのでそれだけはご注意ください。。(僕はそうなりました笑)
また法律事務所等に相談する際に家族や会社にバレたくないという旨を伝えればそのように配慮して進めてもらえるところがほとんどです。
金融ブラックになって困る事
実際に自分が金融ブラックになって困った事はいくつかありますが、普通の生活をしている分には特に問題はありませんでした。多少の不便さはありますが。。
実際に困った事と対処法について記載したいと思います。
クレジットカードが作れない。使えない。
これによって困るのはアプリや月額制サービスの支払いの手段が限られてしまう事です。
でもデビットカードが使えるので基本的には問題がない事が多いです。
家が買えない
ローンを組む事ができないのでブラック解除されるまではマンション等の購入ができなくなります。
こればっかりは賃貸で我慢するしかないです!笑
携帯電話の契約
今使っている携帯電話がとまるという事はないですが、更新などの時に新たに契約しようとしても断られるケースが僕の場合ありました。ソフトバンクを使ってましたが更新しようとするとNG、クレジットカードの支払いであれば可能という判断になったことがあります。
しかし、結果的にはKDDIであれば問題なく契約することができました。
キャリアによって基準などが異なるようなので問い合わせてみるとよいと思います。
また最近では格安SIMという選択肢もあるので安いSIMフリーの端末を購入して格安SIMを使うという手もあります。
おそらく携帯機種そのものの分割払いでストップがかかるためSIMフリーであればクリアできると思われます。実際知り合いの金融ブラックの方はそれで問題ありませんでした。
海外に行った際のタクシーやホテル等で困る
海外にいくとホテルにとまったりする際にデポジットを求められますが、それはクレジットで支払う事が前提となっていることが多いです。その人の信用情報を確認する手段としてそうなっていることが多いです。
ですので、海外出張などがある場合は多少困りました。
しかしそれもキャッシュパスポートなどの海外でも利用できるデビットカードを使う事で回避できるかと思います。
また、金融ブラックの自分でもつくれたカードがありますのでそれに申し込んでみてみるのもいいかもしれません。
https://it-sales.info/blackdemo-tsukureru/
さいごに
なかなか任意整理をするという判断は勇気がいるとは思いますが、少しでも生活の負担を改善したい。借金の問題やギャンブル依存の状態から脱したいという場合には長期的にみれば有効な手段かと思います。
自分としても金融ブラックになったことで多少の不便さはありましたが、今借金がない状態にまでもってこれていますし、すこしづつギャンブル依存についてもあゆみを進められているので結果的にはよかったと思います。
簡単な判断はできないとは思いますが、検討の一助になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました!
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